ラマン分光

測定系


    



試料にレーザー光を照射して散乱光を得ることにより、物質内の素励起の情報を直接得ることができます。
この系ではAr ionレーザー(514.5nm)を使用しています。検出にはCCDカメラを用いています。


例としてBaV10O15のラマンスペクトルを示します。

   


Phys. Rev. B 85, 144410 (2012).

構造相転移温度Tc以下で数多くのピークが表れていることがわかります。これは構造相転移によってラマン活性なフォノンが増えたことを示しています。

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